前回に　中学1年　及び2年の英語教科書を紹介する予定でしたが　議論が別方向（いつもの　中学教科書の反英訳訓練で　簡単に日本人の英語難民問題は解決するという方向）に行ってしまい　紹介できませんでしたので　まずは中学1年の英語教科書の一部（2ページ分）をご紹介させていただきます（MBAシカゴの塾生用に用意した対訳です）。

見てみて下さい。
中学1年の英語教科書1冊でも　反英訳訓練をすれば　下記の掲載分の30倍程度の量の英文を言えるようになるのです

英語を話せるようになる、材料がこんな手元に大量にあるんですよ。

まさに　灯台下暗しですよね。　文部省や　英語教育の方向を決めていく偉い方々は一体何をしているのでしょうね？
　
　　　
＝　中学1年　英語教科書から　（対訳）＝
　
オーストラリアから日本に来た女子生徒の日記です。
　
１）
春　4月３日
２）
私は学校の初日から帰ってきたばかりです。
3）
私は校庭で　桜の花を見ました。
４）
私はクラスメイトや先生方に会いました。
５）
私は私の名前を　日本語で書きました。
６）
私の日本での学校生活が　今日　スタートしました。

７）
夏　8月16日
８）
私は　京都にいる私の友達を訪ねて行きました。
９）
私は　山の上の送り火を見ました。
10)
私の友達は　「その火は　私たちの祖先の霊のためのものよ。」と、言いました。
11)
私はお盆について学びました。

12)
秋　10月10日
13)
私の学校で　今日　運動会がありました。
14）
たくさんの人々がやってきました。
15)
私たちは　徒競走を走りました。
16)
私たちは　縄を飛びました。
17）
私たちは　綱引きをしました。
18）
私のチームは勝ちませんでした、
でも　勝っても負けても　私たち全員　楽しい時間を過ごしました。

19）
冬　1月1日
20）
私は元日に　神社に行きました。
21)
私は　幸運を祈願しました、
そして　おみくじを引きました。
22）
私は　大吉でした。
23)
日本の文化は　興味深いです。

―　以上　－