日本人は　ほぼ全員が英語難民です。
一流大学卒業者も　英語資格試験上級合格者も　はたまた留学経験者もほぼ全員が英語難民です。
それは　中学3年の英語教科書レベルの英語が　活用力ー3合目（訳せるだけ）のままだからです。
数か月の反英訳訓練で、中学3年の英語教科書の活用力ー10合目にすれば、英語難民を解消できるというのに！！（即ち、解決策はそこにあるのに！！！）

前々回は　中学２、3年の英語教科書の反英訳訓練でネイティブと対等に会話ができるようになったビーチバレーをするMさんのことをお話ししました。

前回は中学2年生で中学英語教科書の活用力を10合目にまであげ、その春休みにホームステイ先で自分や家族や日本のことを色々話してきたUさんの話をしました。

今回はMBAシカゴの生徒さんの６割を占める大学受験を目前にした高校生の実情を英語の難易度ー活用力表を使ってご紹介します。

MBAシカゴに通ってきてくれている生徒さんには、予習の苦労を全くさせずに　教科書を短時間で活用力ー5合目（訳せるようにし、音読を数回実施し、音読のスピードで文意を理解できる）レベルに持っていきます。
その後は自分で音読や反英訳で活用力ー７合目　ないし　10合目にいくように指示しています。
（予習をしなくてよく、その予習時間の4分の1とか３分の1とかの音読や反英訳訓練で　活用力ー10合目に到達できるのですから）

でも　今の高校生は忙しすぎます。
活用力ー５合目に達した生徒さんは　試験では活用力ー３合目（学校とか他の塾でたどり着く　単に訳せるだけのレベル）の高校生より　２ないし3割高い点がとれるので、ほとんどの人が　更に活用力をあげる努力をするよりは、他の科目の学習に時間を回してしまいます。

高校生の英語教科書で活用力ー10合目に達すれば、教養の高いネイティブとも対等に会話をできるレベルになるのですが、高校生の現時点での必要の度合い（大学受験）から考えれば　活用力ー５合目で満足しているのもやむを得ないと思います。

という訳で、MBAシカゴの高校生の生徒さんの大半は　英語難易度－活用力表でみてみるとメイン画面の表のようになっています。　　
彼らの大半も　中学英語教科書の活用力は3合目のままなので（すなわち、中学英語教科書レベルの英語を頭の中で英作文し口に出して言う反英訳訓練をしていないので）ネイティブと対等に会話できるという気持ちにはなれていません。
でも、数か月の週1回1時間の中学英語教科書の反英訳訓練と週１，２時間の復習でネイティブと対等に会話ができるようになります。
それは　反英訳訓練とは　日本語の対訳文から　頭の中で英作文し口に出して言う訓練なので　それを重ねていくと　何事も頭の中で英作文し、それを口に出して言える自信がつくからです。
だから、大学に入って　ネイティブと対等に会話したいとか、留学することになって必要に迫られているということになったら、　いつでもMBAシカゴに戻って来なさいと伝えています。
また　実際にそうして　ネイティブと対等に会話できるレベルになっている生徒さんもいます。

次回は、受験勉強中に　ネイティブと対等に会話できるようになった高校生の例をいくつかお話しします。